2016年1月31日日曜日

『書く女』二兎社公演

 二兎社の芝居を久しぶりに見た。今回の作品『書く女』は樋口一葉を描いたものである。明治の始まりに生まれ、その時代動向と貧困の中で書き続けた一葉。この時代が、もしかすると、2016年現在の日本の状況と極めて類似しているのかもしれない。そんなことも思わせる内容であった。永井愛という書き手には確かにその意識はあるだろう。『歌わせたい男たち』という作品も、権力の動きに敏感に反応したものであったと思う。文壇の言論が、ナショナリズムに絡め取られてゆく明治初期、一葉の作品は男性社会に対する戦いと同時に、時代への戦いであった。『書く女』は「戦う女」であったのかもしれない。一葉(黒木華)半井桃水(平岳大)。1月30日、世田谷パブリックシアター。

 観劇の前、お昼は三軒茶屋の『AFURI』で柚子塩ラーメンにした。ここの『AFURI』は3回目になるだろうか、恵比寿の『AFURI』はいつも列をつくっているが、三茶の『AFURI』は混んではいない。その点はうれしい。980円は高いかもしれないが、麺は細めでしっかりしている。やはり柚子塩はいい。お昼といえば、茶沢通りにある肉の『川善』のとんかつ定食もいい。一階の店舗がお肉屋さんで、二階が食堂である。闇市ふうの有楽通りも面白い。三茶は冒険できる街だ。ちなみに、茶沢通りとは三軒茶屋から下北沢に通じる通りである。