2013年7月28日日曜日

今回の個展

 8月5日から個展がはじまる。今回は青以外の色を禁じた。作業をしていると、どうしても、だんだんと他の色を使いたくなる。もちろんすべては自由なのだが、作品については、己の自由と規制を自らが決めなければならない。その意味ではきわめて禁欲的作業が必要となってくる。
 思えば、黄色からはじまり、現在は青の世界にいる。めざすは豊穣なる青の世界。先日上野の国立科学博物館の『ダイオウイカ展』に出かけたのだが、そこでこんな説明が書かれてあった。太陽光の赤は海に入るとすぐに吸収されてしまうが、青は海底1000メートルまで届いているという。そうなのか、だから地球は青の世界なのだろうか。だれかが「地球は青かった」と言ったが、青であるかぎり地球そのものは大丈夫なのかもしれないと、思えてくる。
 私の作業は、意図された瞬間からはじまる。しかし、そこに大きい偶然が侵略して来る。そして偶然そのものが、極めて美しい。しかし、偶然に頼るならば人知の意味は見いだせない。意図と偶然の往来から必然へと止揚して行くことが重要である。つまり、ひとつの仮説からはじまり、その仮説を裏切る事実が表出してくる。その表出された結果を秩序づけることが、私の作業なのだろう。瞬間から永遠への作業なのである。

2013年7月17日水曜日

気まぐれ、野郎メシ(ロース肉キムチソースがけ)


 まあ、またまたキムチです。
今回はこんなのです。

豚ロース(冷蔵庫に余った分)
キャベツ
長ネギ


 キャベツは、レンジスチーマーで調理しておく。ロース肉はフライパンで焼く。別なフライパンで、長ネギとキムチを炒め合わせ、味噌で味を整える。
キャベツを敷き、そのうえにロース肉。上からソースのようにキムチをかけて出来上がり。

反省:なし

2013年7月13日土曜日

25年目の弦楽四重奏

 監督:ヤーロン•ジルバーマン       2012年 アメリカ

 25年続いた弦楽四重奏団の苦しみと再生を描いたもの。しかし、「苦しみと再生」というと、なにかしら言葉足らずで陳腐なものに思えて来る。たしかに苦しみと再生なのだが、もう少し本質に踏み込んでみるとそこに見えるのは「愛」の概念と質である。
 四重奏なので、演奏家は四人。第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。この四つの楽器の役割はそのままその演奏者の人間的な役割に重ね合わされる。実人生と、芸術が合わせ鏡のようになっている。ここにこの作品の深さがある。わたしたちは、例えばすばらしいカルテットを聴くと、感動し心豊かにな気分になる。でも、やはりそこには生きた人間のさまざまな事情があり、それぞれが心の闇を抱えている。
 この作品は思った以上に素晴らしいものであった。ぜひ、薦めたい一本である。チェロのピーター(クリストファー•ウォーケン)はこの楽団の創設者。その哲学者前とした風貌が魅力的だ。職人的な芸術家第一ヴァイオリンのダニエル(マーク•イヴァニール)は神経質な芸術至上主義であるが、あるきっかけで情熱を押さえきれなくなる。第二ヴァイオリンのロバート(フィリップ•シーモア•ホフマン)はクラシックに限らず、音楽そのものに対する情熱があるが、それを押さえ込むストレスを抱えている。そしてその妻ヴィオラのジュリエット(キャサリン•キーナー)は三人の間で苦しむ。
 芸術家としベートーベンの弦楽四重奏の忠実な再現者として全てを封じ込める。しかし、この四人はまぎれもなく一個の人間存在そのものであり、ステージを下りるとその剥き出しにされた個性が、ぶつかり合う。そして愛とは。エロスからアガペーに昇華されたようなラストは圧巻。

気まぐれ、野郎メシ(トマトとキャベツのサラダ)


キャベツ:トマト:玉葱:牛乳:マヨネーズ

キャベツと玉葱をレンジスチーマで3分ほど電子レンジ。少し塩をかけておくといいかな。熱いのでそのまま冷やしておく。適当に冷えたら、冷やトマトを切り、マヨネーズを牛乳少々で溶いたドレッシングで野菜全部を和える。もちろん冷えれば冷えるほど美味しい。パセリをパラパラっとふりかける。


気まぐれ、野郎メシ(チャンプルー風ソーミン)


素麺:二束
玉葱:半分
シメジ:冷蔵庫の残り全部
蕪:残りもの
ツナ缶
乾燥パセリ


 玉葱とシメジと蕪を炒める。そこに茹でた素麺とツナ缶を入れて軽く炒め和える。味付けは沖縄そばの出汁を使う。最後にパセリをかける。
 なんと簡単。

反省:スープのツナ缶を使ってしまった。当然この場合は油のツナ缶にするべきだった。

2013年7月8日月曜日

H的立場ー「醜いネットの書き込み」も容認、美しい日本の言葉はもうとりもろせないー


 前回あたりから、ニコニコ動画で党首討論などが行われたりするようになった。そして今回の選挙でネットがOKになったとか。どうして、ネットに動画が流れると、わけのわからない汚い書き込みが、猛スピードで流れるのか。誰が言い放っているのかもわからない。悪意の第三者か?自分を隠して言えば、どんな汚い言葉でも誹謗中傷でも流れてしまう。そして誰も責任をとらない、とれない。むかし「ネチケット」という言葉があったような気がする。「ネットのエチケット」と聞いたような気もする。もうそんなことも全ての人々の意識の外。この流れるような汚い書き込みは、どうやら多数の人間の仕事ではなさそうだ。すくなくとも私にはそう思えて仕方がない。罵詈雑言に共通性があるからだ。つまり、頭をつかわなくていい言葉が羅列されている。特定のヒマなおばかちゃんがやっているような気がする。でも、たぶん当たっているはずだ。政権政党がそれを利用している。あるいは、やらせている。

具体例
 この女大嫌い。バカじゃないの。売国奴。くずだな。最低だね。◯◯は死んで詫びろ。
最低だねあんたたち。ゴミはゴミ箱でしょ。あほか。ババァキモ杉だろ。野党はバカばっか。こういうクソジジィをテレビに出すな。くそTBS。NHKも消えろ。糞野党。

 深くかんがえる必要もない言葉。Aちゃん大丈夫でしょうかねえ。昔は、美しい日本なんて声高に言っていたけれど。「とりもろす、とりもろす!!」またAちゃんが叫びはじめた。

2013年7月7日日曜日

スタンリーのお弁当箱ーStanley ka dabbaー

  監督:アモール•グプテ         2011年 インド

 スタンリー少年は、かわいそうな子だが、そんな素振りを一切見せないクラスの人気者。いつも明るく笑っている。いろんなことが出来て、みんなから尊敬もされている。でも、彼は学校にお弁当を持ってくることが出来ない。友だちはみんな自分のお昼ご飯をスタンリーに分け与えているのだが、そんな様子を国語教師ヴァルマーは嫌っている。
 「自分のお弁当を持って来れないやつは、学校に来るな!」とヴァルマーから叱責され、スタンリーは深く傷つく。友だちは、みんなヴォルマーに厳しい視線をむける。でも、明るいスタンリーは笑顔で乗り切ろうとがんばる。
 もちろん社会背景には、貧困と児童労働問題が透けて見える。でも、そこに生きる人々は一所懸命やるしかないのだ。それも笑顔で。なんだか、何十年前かの日本の学校現場をみるようなノスタルジーを感じる。スタンリー役のパルソー少年は、監督グプテの息子。とてもピュアでいい。国語教師のいけ好かない不潔な男は、なんと父親のアモール•グプテ監督自身だ。一日も学校を休ませることなく短時間でこの作品を撮影したらしい。ここにも、監督の良識が垣間見える。
 梅雨明けの空のようにスッキリした感覚にさせてくれる。スタンリーに、こっそりお弁当を作ってくれた店の従業員は優しく素敵なクールガイだ。
 それにしても、素手で油物を食べるのは個人的にまだ受け入れられないのだが•••••。

2013年7月6日土曜日

気まぐれ、野郎メシ。

揚げ出し豆腐
○水切りした絹ごし豆腐
○小麦粉
○だし汁
○醤油
○砂糖
○片栗粉
○白髪ネギ

 小麦粉をまぶして油で豆腐を揚げる。カツオだし、醤油、砂糖で汁をつくり、片栗粉でとろみをつける。白髪ネギを乗せて、汁をかけて出来上がり。

                
反省:油を節約しているので、お豆腐の形がくずれた。フライパンで揚げ焼きしているからだ。白髪ネギを水にさらすのも忘れてしまった。

                                 でも、味はOK。


                  
焼うどん風オキナワそば

○あまった沖縄そば1人分
○しめじ
○長ネギ
○ガラスープ
○パセリの粉末

 沖縄そばを袋のまま、電子レンジ。少しは袋に穴をあけますよ。しめじと、上の白髪ネギを作った残りの長ネギを炒めて、その後、沖縄そばを入れて、普通に炒めるだけ。味つけは、顆粒状のガラスープを使う。最後に緑が欲しかったので、パセリの粉末をパラパラかけた。

反省:具が少なかった。もう少   
   しボリュームが欲しい。

2013年7月5日金曜日

iPadでコラム

 最近寝る前に蒲団のなかでコラムを読んでいる。各新聞のコラムなので気軽に読み切ることができる。本を読むのと違って、液晶自体が明るいので、電気を消したままでいい。眠くなったらそのままiPad miniを放置してしまえばいい。
 「たてコラム」というアプリがあり、これがなかなか便がいい。北海道新聞の「卓上四季」•  函館新聞の「臥牛山」•  福島民報の「あぶくま抄」•  琉球新報の「金口木舌」•  八重山毎日新聞の「不連続線」など、それぞれに興味深い。地域の情況や世界への視線など論点はじつに多様だ。教えられることがたくさんある。知らなかった地域の状況などリアルタイムで知ることが出来る。『日台漁業協定』に対する不満爆発が八重山諸島などの漁協で起こっていることに、コラム「不連続線」で知らされた。いろいろなことが安倍内閣の主導で行われている。台湾に譲歩した水域で決めたらしい。それは中華民国と中国が連携して尖閣諸島に実力行使している現在、中国を牽制する意図があるということだ、実際中国が資金提供して台湾の活動家を動かしているということである。つまり日本政府は台湾と中国を仲間割れさせようとしているらしい。
 全国の主要なコラムを読んで様々に勉強させていただいている。
 思えば、「ハーグ条約」を批准したのも最近のことだ。米国が強烈にプレッシャーをかけてきたらしい。これについても深く知らなければならないと実感している。