2014年6月25日水曜日

暴政


 ワールドカップがはじまった。人々が熱狂している陰で、日本政府はどんな動きをするのだろう。集団的自衛権確立の勢いがついたとき、北朝鮮の拉致問題が浮上した。街角では号外が配られ、マスコミは一色に染まった。拉致被害者の調査費用を出したのではないかと私は疑いの目を持った。でもこのことを立証することはできない。利得がない限り北朝鮮は動かないだろうと思う。
 思えば、いま世界の国々で「侵略戦争」と言って戦争をする国は存在しない。いつでも防衛のための戦争だ。9•11のアメリカへの攻撃も、自国の民族のための攻撃であって侵略ではない。戦争と自衛は別のものではない、むしろ自衛と戦争はイコールなのだ。「自衛戦争」なのだ。でも戦争したがっている者がいる。
 その昔、「武器を売る商人」を「死の商人」と言った。いま、回りをいくら見渡しても、そんな言葉は存在していない。なぜだろう、国家が絡んでいるので、商人という言葉は当てはまらないのだろうか。世界は経済というグローバリズムで動いている。すべては経済と密接な関係がある。そしてこの経済とはまぎれもなく金融資本主義である。
 この国の大きなものが動くとき、必ずその大きな何ものかの前に、ちらちら動き回るものが出て来る。それに惑わされて、気がついたらすっかり変えられている。なんど同じ事を経験したことだろうか。