5月9日、ロシアの軍事パレードがあり各国の要人を招待していた。ナチスドイツに対する戦勝70年、ということである。想像の通り、日本から安部首相が行くわけでもなく、ドイツのメルケルが行くわけでもなく、アメリカのオバマが行くわけでもなかった。
「ロシアNow」というWEBでこのような記事が配信されている。
安倍晋三首相は、モスクワで5月9日に行われる対ドイツ戦勝70周年記念式典に出席しない。タス通信がこれを伝えている。
菅義偉官房長官は28日、東京で行われた記者会見でこれを正式に発表した。式典には、原田親仁駐ロシア大使が代理で出席する。
安倍首相の出欠についてはこれまで、最終的な決定が行われていないと伝えられていた。
式典への出席を拒んだのは、アメリカ、イスラエル、ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニア、イギリス、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、オランダの首脳および欧州理事会の議長。すべての欠席の連絡において、ウクライナ情勢に対するロシアの姿勢が理由と関連付けられている。
式典への出席の予定を伝えたのは、北朝鮮の金正恩第1書記や、スロバキア、キプロス、ギリシャ、インド、南アフリカ、モンゴル、ベトナム、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アイスランド、マケドニア、セルビア、キューバの首脳。
しかし、次の日の10日メルケルはモスクワを訪問した。内閣はアメリカに気を使って何のアクションも見せなかったが、とうの米国は3日後12日にケリー国務長官をソチに送った。このように外交手段をドイツも米国も駆使する。森喜朗は外務官僚に進言しても、安部総理は動かない。2月13日安部首相がロシア訪問したさいに、プーチンは大統領別荘に安部を招き入れ食事を共にした。一方中国の習近平とはホテルで食事をした。この差は大変な意味があると森喜朗は指摘。それでも安部はそれに見合う行動(外交)をしない。また、メルケルや仏国のオランドはプーチンと頻繁に電話で連絡をとっているという。あるとき、メルケルが電話でのやりとりのあることについて、内容を米国にも伝える。といったときプーチンがすかさず、もう米国は聴いているから、とくに連絡する必要もないだろうと電話口で言ったという。笑い話のようであるが、真実味がある。また、あるときに森が総理から連絡するように言うと言ったら、9月21日が安部の誕生日だから、こっちから電話するよ。と言ったという。プーチンはこのように、さまざまに動いているが、日本の総理は動かないらしい。すべては米国に気を使っている故の行動。
安部の外交などと報道されてひさしいが、なんのための外交なのだろうか、ボーイング747正務機・副務機の2機で頻繁に海外訪問をしているわりには、はたしてどうなのだろうか、という疑問が湧く。
森喜朗の側ではないが、ラジオ放送を聴いていて、納得する部分が多々あった。