iphoneが動かない。なんでかなと思いつつ指をなめて動かす。つくづくジジイになったものだと気づかされる。とくに紙類の整理などした後は、指がかさかさになっているので、スマホの画面にタッチしても動かないことが多い。つまりこれは何を意味しているのだろうか。タッチパネルは、指の油分などが反応して動くもののようだ。かさかさの指だと、そこに生体反応がないので作動しないということなのかもしれない。
いい具合に枯れて、好々爺になるとタッチパネルが反応しないという状態が訪れる。最先端の科学機器を作動させるために、指をなめる。なんという皮肉なことか。iphoneに本を入れて読んでいるときに、指をなめてページを捲っている。やっていることは昔と変わらない。脂ぎった若者や欲望ギドギドのおやじの方が、タッチパネルには適しているのだろうか。