2014年5月6日火曜日

描画漫録(2014/4.19〜5.2 パリ)

 2回目になりますが、パリでの個展が終了しました。4月18日の夜に羽田から発ち、翌19日の朝4時にシャルルドゴール空港に着きました。まだ人々の姿は街には見られません。ひんやりとしたパリの早朝。橙色の街灯が照らす街角は、どこかウッディアレンの映画を思わせる感じでした。その日のうちに展示し、オープニングというハードな日程でした。パリでは初めての試みをするようにしています。今回は紙の作品でした。イタリアのファブリアーのという紙で、大量の水を使うので極厚のものを使いました。綿と違い、紙の場合にはよりスピーディーな作業が必要となります。あっという間に絵の具がしみ込んでしまうからです。その意味ではまだまだ探求が必要です。私としては、綿布の作品と意識的に違うわけではないのですが、紙の作品に注目してくれた人が少なくはないようでした。7月の銀座での個展で紙の作品をもう少し試みてみたいと思います。