監督:ロドルフ•マルコーニ 2007 フランス
ファッションデザイナー、カール•ラガーフェルド。生きながら伝説となった男。このドキュメンタリーは、彼の金言•教示•箴言に満ちている。ラガーフェルドは言う、「孤独は勝ちとるものだ」と。創造的仕事をするたためには、孤独でなくてはならない。「ファッションは、うつろいやすい」そう言い切るラガーフェルは、所謂てっぺんまで行った人間だからこその言であろうか。しかし、このような人間が育って行く、フランスという国はおもしろい。さまざまな人種が入り乱れる国だからこそだろうと、私には思われる。
(『ヒューマントラストシネマ有楽町』にて)