2年ほど前だったか、宇崎竜童プロデュースで日本橋のホールで開催された長谷川きよしのコンサートに行った。長谷川きよしと言えば、69年の『別れのサンバ』でデビューしたのだから、完全に私の青春時代とリンクする。そのときのことを思えば、やはり衝撃を受けたミュージシャンのひとりだった。そして、何十年かの後にコンサートで聴いた長谷川きよしは、昔深夜放送で聞いていた長谷川きよしを遥かに超えていた。そのギター演奏の技術はもの凄かった。そして今回、12月7日の中野ゼロホールでのコンサートに出かけた。12月の空気はいかにも冬らしく、ビルの谷間は冷えていた。そんな冬の空気は嫌いではない。
再度確認、「長谷川きよし」はすばらしい。前は、髪が黒かったけど、今は白い。たぶん染めるのをやめたのだろう。