2012年10月6日土曜日

ANTI anti anti H的立場


 反日の嵐が吹き荒れている(かもしれない)。正しくは、「反日感情」(anti-Japanese feeling)。つまり感情なのだ。デモの様子を報道で見ていると、まさに感情がむきだしだ。感情と感情がぶつかると、争いが起こる。すべての戦争は、この感情から起こったに違いない。お偉いさんが「話し合いで」と言ったところで、有史以来領土問題が「話し合い」で解決したことがあるのだろうか。かといって、「国際的な裁判」?。世界に共通する法律があるのだろうか。近代国家は近代兵器と軍事国家を生んだ。
 デモ隊の中に、毛沢東の写真を持つ人々がいる。「なぜ?」と単純な疑問がわき起こった。現代では毛沢東批判が多いのに。毛沢東は、「金持ちから奪って人民に広く分配した」ことになっているはず。そして共産主義になったはず。「人民の海の中に溺れ死ぬだろう」と言ったのは毛沢東。毛主席の写真を掲げていた人たちは、貧富のことを考えていたのではないだろうか、と思ってしまう。いずれにしても一括りで判断することはできない。しかし、報道はデモの最前列しか映し出さないし、原発反対のデモは報道しないで、ひたすら反日デモをこれでもかこれでもかというように流して、恐怖心を煽っているとしか思えない。